2024年9月13日
この度、新しい検査機器として「BioFire® SpotFire®」を導入しました。
新型コロナウイルス感染症が依然として社会に影響を与える中、他の呼吸器感染症への対策も重要です。特に、学校や塾などで集団生活を送る学生の皆さんにとって、インフルエンザやアデノウイルス、マイコプラズマ感染症などへの対策も重要です。
これらの感染症は症状が類似しているため、臨床症状のみでの正確な診断は困難です。しかし、適切な治療や感染拡大防止のためには、迅速かつ正確な診断が不可欠です。このため当院では「BioFire® SpotFire®」システムを導入しました。
BioFire® SpotFire®システムの特徴
- 迅速性: わずか15分程度で結果が得られます。
- 高精度: PCR法を用いた高感度・高特異度の検査です。
- 包括的: 15種類の呼吸器感染病原体を一度に検査可能です。
検査対象となる病原体
本システムでは、以下の15種類の病原体を同時に検査します:
ウイルス(11種)
●新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
●季節性コロナウイルス
●インフルエンザA(一般・H1-2009・H3)
●インフルエンザB
●RSウイルス
●アデノウイルス
●ヒトメタニューモウイルス
●ヒトライノウイルス/エンテロウイルス
●パラインフルエンザウイルス
細菌(4種)
●Bordetella pertussis(百日咳菌)
●Bordetella parapertussis(パラ百日咳菌)
●Chlamydia pneumoniae(クラミジア・ニューモニエ)
●Mycoplasma pneumoniae(マイコプラズマ・ニューモニエ)
検査を受けるには
●検査の適応については、症状や状況に応じて医師が判断します。
●検査は発熱外来で実施し、予約制となっています。
●発熱外来の予約はこちらからお願いします。
●円滑な診療のため、web問診への事前回答にご協力をお願いいたします。