パーキンソン病外来のご案内
 

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パーキンソン病は、脳内のドーパミンを作り出す細胞が減少することで起こる、進行性の神経の病気です。主に60歳以上で発症しやすいものの、50歳未満で発症することもあります。
しかし、正しい薬物治療やリハビリテーションを続けることで、日常生活の質(QOL)を長く保つことが可能です。

当院では、神経内科専門医である院長が、患者さま一人ひとりの症状や生活状況に合わせた治療プランをご提案します。さらに、DBS(脳深部刺激療法)Duodopa(デュオドーパ)ヴィアレブなどのデバイス治療にも対応し、多様な治療オプションを幅広く検討いただけます。
また、院内外のリハビリスタッフやケアマネジャーとも連携し、訪問リハビリを含む包括的なサポート体制を整えています。


パーキンソン病とは

  • 主な原因
    脳の「黒質」という部分でドーパミンを作る細胞が減少するためと考えられています。
  • 発症年齢
    60歳以上での発症が多い一方、50歳未満の「若年性パーキンソン病」もあります。
  • 進行に個人差がある
    症状の進み方は人それぞれです。治療やリハビリで、長い期間にわたって日常生活を維持できる場合が多くあります。

パーキンソン病の主な症状

  1. 静止時振戦(手足のふるえ)
    安静にしているときに起こる震えが特徴です。動き出すと軽くなることが多いです。
  2. 動作緩慢(無動)
    体を動かすのに時間がかかり、動きが遅くなる、動き始めがつらいといった症状です。
  3. 筋強剛(筋肉のこわばり)
    筋肉が硬く感じられ、関節を動かすときに抵抗がある状態です。
  4. 姿勢反射障害
    バランスを取りづらくなり、転びやすくなります。

また、物忘れや集中力の低下(認知機能障害)、便秘・血圧変動などの自律神経症状、睡眠障害や嗅覚障害など、運動以外の症状が出る方もいらっしゃいます。

詳細はこちらを参照ください。


診断と治療について

診断

・問診・身体所見
医師が詳しく話を伺い、手足の震え・動作の遅れなどの症状を評価します。

・画像検査
必要に応じてMRIやCT、DaTスキャンなどを行い、ほかの疾患との違いを調べます。

薬物療法

薬物治療が中心となります。症状の程度や生活習慣、他の持病などを考慮しながら、主に以下のお薬を組み合わせます。

・レボドパ製剤
減少したドーパミンを補う代表的なお薬です。

・ドパミンアゴニスト
脳内のドーパミン受容体を刺激し、症状改善を目指します。

・MAO-B阻害薬
ドーパミンの分解を抑え、効果を持続させます。

デバイス治療

薬では十分にコントロールしにくい場合や症状の変動が大きい場合には、DBS(脳深部刺激療法)Duodopa(デュオドーパ)ヴィアレブなどの先進的な治療法を検討します。
他院での手術治療が必要な場合も、当院専門医が責任をもって連携しサポートいたします。

運動療法・リハビリテーション

・ウォーキングや軽い有酸素運動

・バランス訓練(太極拳など)

・筋力トレーニングやストレッチ

適度なリハビリや運動は、症状の進行をゆるやかにし、生活機能を高める効果が期待できます。当院は訪問リハビリも行っておりますので、外来通院が難しい方や自宅でリハビリを続けたい方もご相談ください。


地域連携・公的支援の活用について

指定難病の申請・更新

パーキンソン病は、特定医療費(指定難病)助成制度の対象となる場合があります。
山口県周南総合庁舎(周南市)にて申請や更新手続きが可能です。
・条件を満たせば、医療費の自己負担が軽減される場合があります。

申請方法や必要書類など、手続きでご不明な点があれば当院スタッフやケアマネジャーにご相談ください。

居宅介護支援事業所との連携

当院が所属する医療法人社団二三会内には、居宅介護支援事業所があり、ケアマネジャー(介護支援専門員)と密に連携することができます。
・介護保険サービスの利用
・在宅リハビリや訪問看護の調整
・福祉用具の導入や住宅改修の手続きサポート
など、患者さまやご家族の状況に合わせて総合的に支援いたします。


当院の特徴

  1. 専門医による安心診療
    脳神経内科専門医が新しい知見を踏まえながら、症状・治療方針をわかりやすくご説明します。
  2. デバイス治療にも対応
    DBS・Duodopa・ヴィアレブなど、多様な先端治療の選択肢をご案内いたします。
  3. 訪問リハビリとの連携
    通院が難しい方や、在宅で継続してリハビリをしたい方を訪問リハビリでサポートいたします。
  4. 地域の行政機関との連携
    周南市・下松市・光市の保健所や支援センターとも連携し、公的制度の利用や指定難病の申請・更新手続きをお手伝いします。

受診をご希望の方へ

パーキンソン病と診断された方はもちろん、「手足のふるえが気になる」「動作が遅くなってきた」「薬が効きにくいと感じる」といったお悩みがある方は、早めにご相談ください。
当院では、薬物治療だけでなく、デバイス治療・リハビリテーション・居宅介護支援などを組み合わせ、皆さまが安心して暮らせる環境づくりをサポートいたします。


みずほ内科クリニック(医療法人社団二三会 あべメディカルケアグループ)

・診療科:内科・脳神経内科・リハビリテーション科

・公式ホームページ https://www.abe-medicare.jp/mizuho-clinic/

周南市・下松市・光市など近隣地域からのアクセスも良好です。ご家族や介護者の方と一緒に受診しやすいようスタッフがサポートいたします。
パーキンソン病に伴うさまざまな不安を少しでも軽くし、自分らしい生活を続けていただけるよう、私たちがお手伝いいたします。お気軽にご相談ください。


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